シナリオ

こうして「北の国から」のファンになっていくわけなのですが、わたしはこれまで何かを調べるでもなく、何かを集めるでもなく、ただただテレビ放映の録画分のビデオやレンタルショップでビデオを借りて見る、といったレベルのものでした。ほかのファンの方に言わせれば「甘い!」といわれるかもしれませんが。

  • シナリオ本が出版されていることは放映開始当時から知っていましたが、本屋でぺらぺらとめくって「なるほど」と思ったに過ぎませんでした。何か味気ないような気がしてテレビを見ているだけでいいのかな、と思ってました。
  • 連どらが終わって、度重なるスペシャル版の放映に一度はシナリオを買うべきでは?とまたまた何回か本屋を訪ねましたが、結局買いませんでした。
  • 遺言が終わり、「北の国から」についてこうしてサイトで独り言を書き始め、ある日アマゾンをブラウズしていて見つけました。「定本 北の国から」(¥7,000)。高い!と思いながらも説明文を読んでみるとなんと今までのシナリオをすべて網羅した一冊ではありませんか。完全版とかに弱い私は思わず買ってしまいました。
  • 2日後にとどいたその本は丁寧に包装されていました。畏れ多いものを頂くように包装を解き、中から現れたのはすこしクラシックな感じのするデザインで重厚で丁寧な布装丁の1000ページを超える分厚い一冊でした。本は厚ければ厚いほどうれしい、という私はますます満足。
  • 早速最初の20ページを(放送で言えば最初の30分くらいでしょうか)読んでみました。何回も見ているせいで、ラインごとの情景がものの見事に浮かんできます。純の表情、蛍のしぐさ、そうたにいちゃん、みんなを乗せた彼の運転する車が八幡丘の牧場に跳ねるようにつくシーンなどなど。
  • うーむ、シナリオもなかなかいいもんだな、と思います。それに今だとまだ初版が入手できるのもすこし嬉しかったことです。おもわず、閲覧用と保管用でもう一冊買おうかな。
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